ちょっとだけ(絵本)の登場人物やあらすじ!感想もチェック!

『ちょっとだけ』は、瀧村有子さん作、鈴木永子さん絵の作品で、優しい絵が印象的な絵本です。

お姉ちゃんになったばかりの女の子の心の葛藤と成長を描いた作品で、子どもだけでなく大人が読んでも印象に残る素敵な作品です。

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登場人物について

登場人物は姉ちゃんになったばかりの「なっちゃん」とそのお母さんが中心となっています。

なっちゃんはお姉ちゃんになったからと色々なことに一人で挑戦していきます。

でもどうしてもお母さんに甘えたい面も。

そんな葛藤が絵本から伝わります。

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あらすじについて

赤ちゃんが生まれて忙しいお母さんの姿を見ているなっちゃん。

お姉ちゃんになったからと色々なことに一人で挑戦してみることにします。

そして「ちょっとだけ」成功します。

でも眠たくなるとまだまだ甘えたくなるなっちゃん。

そんなお姉ちゃんとしての葛藤を優しく描いています。

感想について

主人公のなっちゃんは、赤ちゃんが生まれてから初めて「お姉ちゃん」になりました。

でもお姉ちゃんになったからといって急に何でも上手にこなせる訳ではないし、甘えたい気持ちが無くなる訳でもありません。

しかし、なっちゃんの中でお姉ちゃんだからこその「やりたい」「できる」という気持ちが生まれていきます。

それはなっちゃんが色々なことに挑戦してみる原動力となり、なっちゃん自身の成長に繋がっていく描写が絵と文両方から伝わってきます。

読みながらなっちゃんを応援したい気持ちでいっぱいになってしまいます。

しかし、頑張り屋さんのなっちゃんもまだまだ甘えたい盛りの女の子です。

眠たくなるとついついお母さんに甘えたくなってしまいます。

そんな一面も主人公のなっちゃんの可愛らしいところです。

そんな時になっちゃんを包むお母さんの優しさに感動してしまいます。

今まで赤ちゃんのお世話で忙しいお母さんでしたが、しっかりとなっちゃんの頑張りを見守っていたことと、なっちゃんの甘えを優しく受け止める姿にこんなお母さんになりたいと思わせてくれます。

長女というとつい「お姉ちゃんなんだから」と言われがちです。

私にもそんな経験があります。

でもお姉ちゃんだからといっても自然とお姉ちゃんになってしまったのです。

自分から進んでお姉ちゃんになった訳ではないのです。

お母さんの視点からだと、下の子の世話も忙しい中で上の子に手を掛けるのも大変だと思います。

そんな中でついつい言ってしまいがちな「お姉ちゃんなんだから」という言葉。

しかし、お姉ちゃんはお姉ちゃんなりに頑張っているのです。

絵本の中に一人で牛乳をコップに注ぐシーンがありますが、絵では机に牛乳がこぼれてしまっています。

ついお母さんは叱りたくなる場面でも、なっちゃんはちょっとだけ成功しているのです。

ちょっとだけコップに入れることができているのです。

大人の視点からでは失敗してる場面も、なっちゃんの視点ではちょっとだけ成功です。

そんなちょっとした描写がこの絵本の魅力となっています。

そして、大人がこの絵本に出会った時、長女はの私は小さな頃の自分となっちゃんを重ねてしまいました。

あの時の気待ちを自分がお母さんになる時にも大切にしたい。

そして、自分がお母さんになった時には、頑張り屋さんのお姉ちゃんを甘えさせてあげる時間を作ってあげられるなっちゃんのお母さんのような優しいお母さんになりたいと思わされました。

対象年齢について

文章は「ちょっとだけ」という言葉の繰り返しが印象的で難しい言葉はありません。

なので、子どもは3歳頃から理解できる内容だと思います。

そして、ちょうどお姉ちゃん、お兄ちゃんになる子が多い年齢でもあることから幼児向けだと思います。

どんな人におすすめ?

これからお姉ちゃん、お兄ちゃんになる子はもちろん、今まさに頑張っているお姉ちゃん、お兄ちゃん。

そして、子育て真っ最中のお母さんは感情移入がしやすく、ぴったりの絵本だと思います。

お母さんが読むと思わず子どもを抱きしめたくなると思います。

まとめ

ついつい感情移入してしまう素敵な登場人物と可愛らしい絵の描写と優しい言葉が詰まった『ちょっとだけ』を紹介させていただきました。

育児に追われがちな頑張るお母さんが読むとふと力が抜けて子どもを思わず抱きしめたくなる素敵な絵本です。

記事作成者:maikaさん(20代女性・神奈川県)