皆さんはインフルエンザが流行するシーズンと言ったら何月を思い浮かべますか?
インフルエンザと言えば、
真冬のとても寒い時期で風邪をひきやすくなる季節に同時進行で大流行するイメージが一般的ではないかなと思います。
確かに冬場はインフルエンザの大流行するシーズンです。
人々はその時期になると、かからない様にと用心をし、予防接種をしたり、
マスクを欠かさず身に付けるなどの自分なりの防御をします。
インフルエンザにかかってしまうと、約1週間は自宅待機となってしまうので、
特に仕事をしている人にとっては致命的です。
ですので、社会人は特に躍起になって予防対策を考えます。
今回は6月にも発生するインフルエンザの危険性やその症状や対策も報告したいと思います。
6月も危険!隠れインフルエンザシーズンにご用心!!
ここでおさらいですが、インフルエンザの一般的な症状はどんなものがあるか考えました。
通常の流行期は12月~3月頃まで。
基本的な初期症状としては、高熱、倦怠感、吐き気、咳、節々が痛くなる、筋肉痛等があります。
初期症状は普通の風邪と早々大差もなく、とても似ているので、最初の頃は分別が付きにくいです。
しかし、症状が進むにつれて、インフルエンザ特有の症状が出てきます。
例えば、38度以上の高熱が出たり、
全身に強い倦怠感が出てきたり、体の節々が痛くなったりという全身がだるく重くなる症状があらわれます。
そんなインフルエンザにかかってしまうと、とても辛く何もやる気が起きず、踏んだり蹴ったりな状態に陥ります。
そんなインフルエンザですが、インフルエンザのハイシーズンを乗り越えれば、
残りのシーズンは安泰かというと実はそういう事でもないんです。
真冬以外はインフルエンザにはかからないという考え方は捨てた方がよいかもしれません。
季節の変わり目の気候が穏やかになる辺り、過ごしやすくなりかけている春や秋にも気を抜くべきではないと思います。
インフルエンザウィルスは、色々なタイプや型があり、その年や季節、気候によっても、
その予防注射が全く変わり、去年の予防注射が今年は全く効かないという厄介なウィルスなのです。
その年その年で、対策が変わり、
自分自身でも常にきちんとその対策にのっとって十分に注意をしていかなければなりません。
何とインフルエンザは1年の間で、隠れ流行シーズンがあるという事がわかりました!!
真冬と同様に要注意なインフルエンザの隠れ流行シーズンは、梅雨の時期の6月なんです。
6月と聞いて、意外だなと思った方も多いと思います。
何故なら、インフルエンザの予防策として、湿度がとても大切であると言われているからです。
6月は梅雨の時期であり、梅雨と言えばジメジメとした湿度が有名ですよね。
適度な湿度はインフルエンザ予防には必要という事で、原因は湿度ではないという事になります。
大きな原因は、梅雨の時期に雨に濡れた後の処置であったり、
この時期の寒暖差が激しく、身体がそれについて行かれず免疫力が低下し、
インフルエンザが身体に入り込みやすくなってしまうという事が一般的な原因のようです。
ジメジメと暑い日もあり、次の日は雨が強く急に寒くなるというコロコロ変わる天候の変化により、
それに身体が適応しづなくなると、気持ちの乱れ、自律神経の乱れが出てきてしまう場合があります。
このような自律神経の乱れ等も、実は大きくインフルエンザの発症に関わっているのです。
2009年には、新型のインフルエンザウィルスが発見され、
その年は、5月以降から夏場までインフルエンザが大流行しました。
新型のウィルスが出現すると、その新型ウィルスの特徴により、季節は全く関係がなくなっていしまいます。
特に、日本で言うと東京や大阪等の都市部には、様々な人々が日々流動的に出入りをしています。
よって、自己管理がきっちりしていても、
少しでも体内にウィルスを持っている人が近くにいると、
免疫力が低下している場合等はすぐに感染してしまう恐れがあります。
東京や大阪は?
東京の中でも首都圏では、混雑が普通の場所も当たり前で、人々の密集率も物凄く高いですよね。
東京や大阪の中心部と言うと時間を問わず、人々が集中して集まり、県内外からも入れ代わり立ち代わり
人々が集まります。
通勤ラッシュの電車やバス、特に満員電車ではなかなか防ぎようがありません。
自分がマスクをしていても、ウィルス菌が衣服等の持ち物に付着し、そのまま自宅に持ち込み、
放置しているとそのままそれに触れて感染という場合もあり得ます。
色々な例を探ってみました。
まずは1例として挙げると・・・
真夏の感染例としては2017年には、沖縄県で夏にインフルエンザが大流行して一部の学校ではそのまま学級閉鎖になってしまったそうです。
また、真夏にインフルエンザに感染をしてしまったという報告もありました。
6月の終わりにインフルエンザに感染してしまった方の事例がありました。
この方は東京都内の方で多忙な業務についている方です。
昼間から咳が出始めて、なかなか咳が止まらずにおかしいなと思いながら仕事をしていたそうです。
朝を迎えてみると、高熱が出て数日同じ状態が続いたようです。
ちょうど7日目を迎えたあたりにようやく熱も下がり、徐々に熱も下がり体調がよくなっていったそうです。
その年の7月中(約1週間)の東京においてのインフルエンザ感染者数は男女合わせて29人だったそうです。
約1週間で29人とは、予想よりも多いと思います。
暑いからと言ってインフルエンザウィルスは出現しないだろうなどと甘くみてはいけません。
暑い季節のインフルエンザウィルスは、意外にも暑い地域で流行する傾向もあるようです。
沖縄県に目をうつすと、7月中の約1ヶ月で119人が感染し、小学校、高校で各1校が学級閉鎖になったそうです。
2年前の7月~8月頃には、やはり沖縄県の高齢者の施設で集団感染が発生しました。
この様なデータを見てみると。
やはり、雨期のジメジメとした気候は、インフルエンザウィルスにとって繁殖しやすい季節なのだなと思いました。
東京都の事をお話ししましたが、大阪でも事例はあります。
大阪府国立感染症研究所感染症情報センターの情報にのっていました。
2009年の5月中旬、大阪府と兵庫県で新型ウィルスが発見されました。
大阪では、5月下旬までに99人が新型インフルエンザウィルスに感染をしたそうです。
その99人の感染者の中で某学校での集団感染者は全て海外渡航の実績はありませんでした。
全員、国内での感染という事ですよね。
様々な情報を読み、それを元に考えてみると、5月~8月頃までの真夏のインフルエンザ感染については、全国的に特定の地域でという事はないという事です。
東京と大阪で比較すると、2009年の同じ年に新型ウィルスが出現した事は同じですが、感染率と発症人数は大阪の方が多かったようです。
大阪の99人の感染者のうち、大多数は大阪の学校関係の方でした。
傾向としては確かに熱帯地域や南国の様な暖かい場所での感染率がやや高い傾向にあるかもしれません。
症状や対策も紹介!
上記でお話しをした様に、気が緩む6月の様な時期には、真冬同様に気を抜かずに予防対策を行いましょう。
6月梅雨時期の予防対策方法です。
6月の梅雨の時期は、当たり前ですが多量の雨が降ります。
傘をさしても衣類や持ち物は雨で濡れています。
雨に濡れてしまった状態で放置せずに、帰宅したらなるべく乾かしてすぐに洗濯機にいれるようにしましょう。
濡れたままでいると免疫力が低下します。
6月は日々の寒暖差が激しいです。
そして外と室内の温度差も違う場合もあります。
上手に体温調節をはかりましょう。
いつの季節においても、特に人ごみの中に身を置きやすく、
人口密集率の高い東京や大阪周辺や首都圏に住んだり東京で勤めているという方は、
インフルエンザウィルスにかからない為にも対策は自己管理の一環として、徹底的に行う必要性があると思います。
初期対策として、健康な時からの徹底した予防対策がとても重要です。
予防対策を大分類すると次の通りになります。
- インフルエンザの予防接種をする。
- 免疫力向上を心がける。
免疫力を向上させる為に、ご自身で出来る事もあるかと思います。
それはあくまでも予防対策としてという事にはなりますが、日頃の食事や食べ方などでも予防は可能だと思われます。
予防接種は、2回行うと劇的に予防率のパーセンテージが上がります。
1回だと64%、2回だと94%も確率が変わってくるそうです。
その他日常で出来る事を次にまとめてみました。
予防対策と言っても、結局は一般的に広められている予防対策を各個人がしっかりと行うしかないとは思います。
予防対策って何?という事で基本的な対策を今一度考えてみます。
当たり前の事ですが、急な発熱や咳が止まらない等の症状が出たら、なるべく無理せず休養を取りましょう。
結局、無理をして出社したが為に感染拡大につながってしまう事もあります。
症状が気になったら、すぐに医療機関に出向いて受診しましょう。
日常生活で出来る感染対策は、
- 不必要に人ごみに近寄らない。
- 頻繁に手洗い、うがいを行う。特に外出し、帰宅した際は必ず行う。
- 外出時の特に通勤電車や人と接触する場所においては、なるべくマスク着用を心がける。そして、自分が咳をしてしまう場合にも必ずマスクを付ける。マスクがなければハンカチやティッシュを代用し、口を覆う。
- やはり体調がすぐれない様な時は不必要な外出はなるべく避ける事です。
これは超基本中の基本の予防対策です。
基本予防はしっかりと行い、ご自身で出来るセルフケアをご自身の方法でプラスをししっかりとインフルエンザ予防を行い健やかでいきいきと暮らす為に身を守りましょう。
いかがでしたか?
6月だからと言ってインフルエンザは安心できません。
しっかりした対策を心がけましょう!