全国でペットとして飼われている犬や猫は約2千万頭だそうで、6人に1人がペットを飼っていると言われる現代の日本です。
まさにペットは家族ですね。
そんな家族同様のペットも人間と同様に病気になったり、怪我をします。
そして、人間と同様に様々な体に障害をもたらします。
野生の動物の場合は生きていけませんが、ペットとして飼われている動物たちは人間の手によって救う事ができます。
例えば、動物が義足をしていたり、足などに車輪をつけている姿をみたことありまんか?
このような装置を付けるにあたって大切な重要な事はその動物にあった最善な器具を備え付けてあげることです。
動物は話すことが出来ない為、それを備え付ける人が動物の気持ちをくみ取ってあげないといけません。
その事こそが動物にとっても心のケアにつながるという事です。
年齢や結婚は?
島田旭緒さんの生年月日が解らなかったのですが、恐らくフェイスブックでは、1982年生まれで、年齢は2007年9月時点では、35歳位かと思われます。
結婚しているかどうかは調べてみましたが解りませんでした。
おせっかいかも知れませんが、なかなか今は結婚している余裕はないのかも知れませんね。
愛犬はつう太くん(オス)とルコちゃん(メス)だそうです。
家族同様に仲良く暮らしているようです。
経歴や学歴もリサーチ
動物たちの義肢装具を付ける専門の職業のかたがいます。
それが動物専用の義肢装具士という人です。
通常は、これらの製品は既製品として売られているものもありますが、動物の個々の体格にあわせてた義足が存在します。
その事を最初に導入した人物こそが島田旭緒さんです。
何度かテレビなどでは取り上げられているものの、島田旭緒さんがどんな人物で何をやっているかがいまいち解りませんでしたが、今後恐らく注目される人物ですので少ない情報の中から先取りして、ご紹介したいと思います。
島田旭緒さんのフェイスブックの情報によると、藤沢市出身で、町田市在中です。
写真などを見るとかなりイケメンですね!
読みは「しまだあきお」さんと呼びます。
経歴や学歴について
1997年に藤沢翔陵高校へ入学しました。
スポーツや資格取得が盛んだそうです。
2000年に高校を卒業後、義肢装具の専門学校に通い技師の勉強後、2005年に藤沢にある株式会社エニーという会社に就職しました。
しかし、その会社では人の義肢装具を作ってはいるものの、病気やケガ等で歩行困難になった動物の治療器具がないことに気付いたそうです。
そして、島田旭緒さんは、会社勤めをしつつも睡眠時間がギリギリの毎日を過ごしながら、獣医療現場で数年間勉強することになったそうです。
そんな努力の甲斐があって、島田旭緒さんは、2007年に東洋装具医療器具製作所という会社を立ち上げてその代表となります。
この会社は日本初の動物専用の義肢装具会社だそうです。
主力商品は「エスツーコルセット」で、受賞歴はグッドデザイン賞だそうです。
最初はあまりでオーダーが無かったようですが、地道で丁寧な仕事が、少しずつ評判を呼び、信頼されるようになって注文も増えていったそうです。
現在はこの会社で、自宅兼事務所で工房のような所で仕事をしているようです。
島田旭緒さんの仕事場の様子を見たところ、電話が次々と鳴り、依頼が舞い込んできます。
その度にひとりで全国を飛び回っているようです。
一見多くの仕事が来て、商売が繁盛しているかのように見えますが、その依頼内容は、ひとつひとつがとても大変で変化球に飛んでいます。
島田旭緒さんに舞い込んでくる仕事はペットの飼い主の依頼により動物病院から連絡を受けます。
実際に訪問してみると様々な病状を抱えている動物がいます。
そして何より大変なのは、例えば、犬にしても犬種によって体の大きさもバラバラなので、一つとして同じものが作れないのです。(作ることは可能ですが、その分動物に負担がかかります。)
島田旭緒さんは、日々、様々な依頼内容と向き合いながら悪戦苦闘、そしてそれぞれのペットに合わせたより良い製品を作るべく開拓を続けているそうです。
何といっても、ひとつひとつがオーダーメイドであり、世界にただ一つの製品です。
だからこそ島田旭緒さんのもとには日々ペットを愛する飼い主からの依頼が多く寄せられるそうです。
動物専門の義肢装具士とは?
ところで義肢装具士という国家資格があるのをご存知でしょうか。
義肢装具士の資格などについて規定する、義肢装具士法が施行されたのは昭和63年(1988年)のことです。
そういった法律や国家資格があることはほとんどのかたは知らないでしょう。
義肢装具士国家試験という試験があるのだそうです。
受験者数は、ほかの国家資格と比べると圧倒的に少なく、近年では250人前後を推移しています。
それと、受験料 59,800円と他の試験に比べてかなり高いです。
これは試験運営と受験者数の関係で相対的にこのような金額になっていると推測されます。
人間の義肢装具士でもこれだけ世間で認知度が低く、20数年前にやっと法整備が整ったらしいので、動物専門の義肢装具士の場合は更に低く、普及するには時間がかかりそうです。
実は、動物義肢装具士とは、まだ確立されていない職業だそうです。
更に言えば、これを証明する国家資格もなければ法整備も十分に整っていない。
つまり、まったくの整備されていない砂利道を車が走るようなものです。
動物の義肢装具士の現状
島田旭緒さんが始めた動物の義肢装具士まだまだ長い道のりがかかりそうです。
それでも島田旭緒さんが装具(そうぐ)を作ってあげたペットは、これまでに1万匹以上だそうです。
今まで歩けなかった犬が装具を付けたとたんに喜んでジャンプする姿は何事にも変えがたい感動ものです。
通常の流れとしては、飼い主からオーダーを受けて獣医から連絡が入るようです。
そして連絡があり次第、動物病院へ訪れ動物の様子を把握するところから始まります。
そしてその動物に合わせ、一つ一つを精密な型紙をオーダーメイドで作ってゆくそうです。
もちろん怪我や病気ではなく、高齢化などで長時間のオペに耐えられない犬・猫に対して自分の足で歩けるようにする事もあるそうです。
他にもこんなケースもあります。
例えば飼っていたペットがヘルニアになってしまったら歩く事は出来ません。
その為、コルセットが必要ですね。
通販などで売っている既成のコルセットも世の中にはありますが、オーダーメイドのコルセットはより腰に安定感があるそうです。
個々の体に合わせて全ての過程を手作業で行うそうです。
オーダーメイド製作するので、既製品のコルセットより非常に強力だそうです。
恐らくこういった仕事は一つ一つが全て人の力に頼り時間をかけて制作するので、まさしく職人技の世界ですね。
大量生産という訳にもいかず人手足らず慢性化していく分野になるかと思われます。
今後も増え続けるオーダーに対してどう対応していくかが課題ではないでしょうか?
最後に
現在島田旭緒さんは、麻布大学の解剖学研究室との共同研究を行っているそうです。
動物にマーカーを貼って動態解析をする研究をしています。
今後もペットと飼い主に喜んでもらえるような仕事をして欲しいですね。
ゆくゆくは自分の大きな夢を実現してペット社会に無くてはならない技術を提供して欲しいです。
島田旭緒さんは、ペット共生社会においてなくてなはならない存在になる人物になりますので、今後も影ながら応援したいと思います。