結婚により専業主婦として子育てに追われ、一見、幸せそうだった元弁護士の杏子に、とんでもない災いが、降りかかります。
結婚15年目に信頼する夫に宝石をプレゼントされ幸せの絶頂と思った矢先、検事である夫の不倫と贈収賄のスキャンダルで夫は逮捕され自身を含めた家族は世間の冷たい目線に曝されます。
しかし、かつての司法修習生同期の多田弁護士の救いを得て、杏子は弁護士に復帰するのです。
Contents
あらすじ
簡単に人を信用するなという壮一郎(夫)の忠告に、信用していた夫に裏切られて人を信用してはいけないと判ったと杏子が言い放った場面は、悲しい妻の過酷な運命のプロローグでした。
それでも壮一郎は杏子に詫びる気持ちを表しながらも、潔癖を主張し、かつての部下の佐々木も使い贈賄をしたという富岡精工が倒産し役員が再就職した事実を知り背後に陰謀を想像させます。
3話では、列車事故の原因を隠蔽した会社に立ち入った当時の検察の脇坂特捜部長のミスを暴きだしたのも、その成果でした。
しかし、壮一郎を有罪にしたい執念を持つ脇坂は部下の佐々木に圧力をかけ起訴します。
一方、多田の支援を受けて神山の事務所に仮採用になった杏子は次々と難事件を解決して行きます。
そんな杏子に4話では、杏子に対して多田は過去を失っても別の未来があるかもわからないと言い、更には保釈請求をした壮一郎に接見し、多田は壮一郎が杏子を利用し杏子の苦しみが取り除けないなら家族の元へ帰るべきでないと保釈請求を取り下げるべきだと言います。
結果的に保釈請求は却下されますが、杏子も子供に離婚を提案し、もしかすると杏子のこれからの人生は多田がパートナーになるかも判りません。
グッドワイフ(日本版)の感想
グッドワイフ(日本版)の1話の感想
では、テレビキャスターの日下部が子供の誘拐事件を取り上げ、誘拐された夫婦の妻が娘を殺したと視聴者に予断を与えるような発言をテレビで行い、妊娠中にノイローゼになって中絶しようとしたとの情報まで流して結果的に妻が世間から叩かれて自殺してしまうのですが、杏子が妻の通った病院の業者からの日下部への嘘の書き込みを日下部が裏取りをしないで発言してしまったことを法廷で明らかにしたのは、見事な逆転劇でした。
グッドワイフ(日本版)の2話の感想
2話では、神山の父が自動車事故を起こし、しかも飲酒運転と公務執行妨害罪の疑いで起訴されます。
そこで杏子が弁護をするのですが、状況証拠は一見不利ですが、運転の前に参加したパーテイーで飲酒を目撃したという証人が昔、神山の父が賠償金を取って恨みを持たれた可能性のある人物の嘘の証言で実際には飲酒の事実が確認できず、警察もアルコールを検知出来なかったとわかります。
しかし、神山の父が認知症を隠しており、それを見抜いた杏子の眼力は優れていました。
それでも認知症を認めない神山は裁判で真実を語ろうとしないので、敗訴する可能性もあり、神山に何が守秘義務なのかと問い詰められ杏子の立場も危うくなります。
依頼人の個人情報を守るのか、敗訴を容認するのか杏子は悩みますが、認知症を公にしなくても結果的に警察と検察の証拠捏造と隠蔽を暴露して裁判に勝ったのは、見事でした。
しかし、当初は神山は自分の父が母を殺したと憎んでいました。
しかし神山の父は娘に、自分は認知症だと裁判後に告白し、裁判の被告を弁護して世間に叩かれストレスで亡くなった妻に申し訳ない気持ちを抱いている父親と最終的に和解できたのは、杏子の大きな功績でした。
杏子は神山に大きな恩を売ることが出来たと思います。
グッドワイフ(日本版)の3話の感想
3話では電車の運転手が事故死して杏子が弁護します。
会社側の弁護士は運転手の過失を主張しますが、杏子は運転手が生前、残業時間が多く、過労死の危険性を訴えていたという情報を得ます。
しかし会社側のガードは固く、だれも事実を証言しません。
しかし杏子らは会社を辞めた元運転手からの会社側の口止めの事実の証言を得ると会社側は和解を申し出ます。
ところが、杏子が事故現場付近に献花に来たホームレスから事故前に電車が汽笛音と急ブレーキを掛けた音を聞いたと証言を得て、会社側がブレーキ痕がなかったという証言が嘘であるばかりか会社が安全対策を怠りブレーキの交換を怠っていた為にオーバーランが起きていた事実を掴み和解を拒否出来たのは最後まで諦めなかった杏子の粘りの成果でした。
グッドワイフ(日本版)の4話の感想
4話では、杏子が住んでいた近くの知り合いの萩原家の息子が傷害致死の疑いで逮捕されます。
杏子の夫のスキャンダルの後で、交際を断ち切られた相手だったので、杏子は弁護を辞退して朝飛に譲ります。
ところが、友達の証言で萩原の息子が現場で目撃され、靴も見つかっっており極めて不利だとわかります。
朝飛は事実を争わず示談にすべきだと言いますが、杏子は反対します。
そして友達の目撃証言の曖昧さをつき、更に杏子らは検察が出していなかった証拠の靴の裏に付着していた融雪剤の塩化カルシウムが萩原の息子には検出されず、宇佐美という生徒の靴の裏側から検出され真犯人が宇佐美だと突きとめたのでした。
あのまま、朝飛に譲ったままであれば萩原の罪にされ、真犯人は永遠にわからず仕舞いでした。
たとえ、杏子が自分が絶交された萩原の息子であっても怒りを抑えて、私情に捕らわれず真実の追求を貫き通した姿は立派でした。
衣装について
蓮見杏子の衣装で、白いコートはPAUL STUARTのウールフォックスビーバーコートです。
グレーのコートはPAUL STUARTのカシミヤエアービーバーコートです。
赤いコートはCOOMBのライトビーバーロングコートです。
ベージュのトレンチコートはARUMLILYのバイカラートレンチコートです。
グレーのボウタイブラウスはAQUASQUTUMです。
黄色のボウタイフライフロント長袖ブラウス
ブルーのカーデイガンはH/STANDARDウールシルクコンビカーデイガンです。
ブルーのニットはH/STANDARDウールシルク天竺ハイネック半そでプルオーバーです。
ライトブルーのスカートはH/STANDARDウールジャージー再度ブリーツスカートです。
白いブリーツスカートはARUMLILYのエスパンデイロングブリーツスカートです。
黒のレーススカートはB ABILITYのコードレースタイトスカートです。
ピアスはETEのサークルモチーフピアスです。
ストールはMARTINIQUE JOHNSTONSのカシミヤストールです。
黒いトートバッグはTODS DOUBLE LEATHER SHOPPERです。
ロケ地
蓮見家のマンションは東京都多摩市のプラザ唐木田です。
神山多田法律事務所の外観は東京都中央区晴海に所在するクロスドック晴海です。
東京地検は捜査部内部は栃木県庁舎です。
裁判所入り口の階段シーンは栃木県議会議事堂です。
その他、1話のレストランは東京都渋谷区恵比寿のガーデンプレイス恵比寿内のガストロノミージョエルロブションです。
2話の常盤と滝藤が会った喫茶店は東京都新宿区高田馬場の喫茶ロマンです。
3話で常盤と水原が食べたラーメンは東京都中野区中野のラーメン店、哲ちゃんです。
4話で小泉と野間口の会話の場所ははFUTSALPONT SALU川口校です。
まとめ
夫に裏切られた杏子は夫に接見します。
それも真実を知りたいという気持ちなのでしょうが、簡単に人を信用するなという壮一郎の忠告に、信用していた夫に裏切られて人を信用してはいけないと判ったと言い放った場面は、悲しい妻の過酷な運命の予告でした。
収賄より浮気のほうが許せないという思いも素直な妻として、女性としての気持ちでしょう。
それでも壮一郎は杏子に詫びる気持ちを表しながらも、潔癖を主張し、かつての自分の部下の佐々木も使って自分に贈賄をしたとされる富岡精工が倒産し役員が再就職した事実を入手し、背後に大きな陰謀を想像させます。
3話では、列車事故の原因を隠蔽した会社に立ち入った当時の検察の脇坂特捜部長のミスを暴きだしたのも、その成果でした。
しかし、何としても壮一郎を有罪にしたい執念を持つ脇坂は部下の佐々木に圧力をかけ起訴に持ち込みます。
一方、多田の支援を受けて神山の事務所に仮採用になった杏子は次々と何事件を解決して行きます。
そんな杏子に4話では、杏子に多田は過去を失っても別の未来があるかもわからないと言い、更には保釈請求をした壮一郎に接見し多田は壮一郎が杏子を利用し杏子の苦しみが取り除けないなら家族の元へ帰るべきでないと保釈請求を取り下げるべきだと言います。
結果的に保釈請求は却下されますが、杏子も子供に離婚を提案し、もしかすると杏子のこれからの人生は多田がパートナーになるかも判りません。
そして、事務所の代表の神山は26歳の朝飛と44歳の杏子を比べ、朝飛の将来性に期待しながら半年の試用期間後には杏子をクビにするかもわからないのですが、神山の父の弁護に成功し、法廷経験のない朝飛に代わって杏子が勝利判決を勝ち取っていく中で、最後に果たして、杏子が正式採用に漕ぎつけられるのか興味があります。