おにたのぼうしの登場人物やあらすじ!感想もチェック!

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絵本といえば子供の頃に読んだ楽しい思い出、懐かしい気持ちになるものが多いですよね。

そんな絵本の中でも、私が大人になってからも忘れられず、新たに購入してその後も読んでいる絵本

「おにたのぼうし」についてお話させていただこうと思います。

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登場人物について

主要な登場人物は黒い鬼の子「おにた」と、おにたがたまたま出会った「おんなのこ」です。

おにたは鬼ですが心が優しく、住んでいる家の子が困ったときにはこっそり助けておいてあげるような子です。

おんなのこもまた優しい子で、病気のお母さんの看病をしています。

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あらすじについて

節分の晩に行くところがなくなった鬼のおにたは、雪の中を歩き回って、やっと節分飾りのない家を見つけて潜り込みました。

家の中でお母さんの看病をするおんなのこを見て、気の毒に思ったおにたは正体を隠して節分のごちそうを届けてあげるのですが、おんなのこは「あたしも豆まきしたいなあ」と呟きます。

衝撃を受けたおにたは…。

感想について

おにたとおんなのこ、双方の優しさに胸が打たれ、それなのにうまくいかない関係を思って涙がこぼれます。

おんなのこは「自分の空腹を隠してでも病気のお母さんを安心させたい」。

おにたは「あの優しい子にご飯を食べさせてやりたい」。

帽子をかぶって角を隠し、食事を持って「せつぶんだからごちそうがあまったんだ」とおんなのこのために一生懸命行動するおにた。

おんなのこはおにたに感謝し、喜ぶ顔を見ておにたも喜ぶのですが、節分のごちそうを前にしたおんなのこは、この優しい少年が鬼だと知らないまま「あたしもまめまきしたいなあ」と呟き、一気に話が展開していきます。

おにたがこの家に入ることができたのは家に節分飾りがなかったからですが、その実は、食べるものがないほど家が貧乏なために、鬼を追い払う飾りがつけられなかったのでした。

鬼を追い払えないから出会えたおにたとおんなのこなのに、出会えてしまったばかりに「お母さんのために豆まきしたい、鬼を追い払いたい」という、人間としてはごく普通の、優しさからくるおんなのこの願望に、鬼のおにたが向き合わなければならなくなってしまうところが非常に衝撃的です。

「鬼がくればお母さんの病気が悪くなる」と、今目の前にいる自分に向かって発せられる女の子を言葉を聞いて、
おにたがどんなに悲しく絶望する思いだったか。

おにたは鬼だけれど、これまでも、隠れ住んでいた家の子供をその都度陰から助けてきたような優しい子です。

おにたが来たからといって、お母さんの病気を悪くするようなことはしません。

けれど当然鬼を怖がっている相手に「僕は鬼だけどそんなことはしないよ」と正体を明かして話をするようなことはできず、「おにだって、いろいろいるのに。おにだって…」という言葉が口から出てきてしまっただけでした。

それと同時におにたの姿は消え、おんなのこの前にはおにたのぼうしと、それにいっぱい入ったほかほかの黒豆が残されたのでした。

胸がつぶれるような思いをしただろうおにたが、まさに小さくなり豆に変わってしまったことを思うと
読むほうも同じく胸がつぶれるように思います。

けれどもおんなのこは、おにたが消えたことを不思議がりながらも、落ち着いて、やわらかく喜んでこの豆を受け取ってくれます。

強い悲しみを感じながらも、救われる場面です。

「あのこはきっとかみさまだったんだわ。そうよ、かみさまよ…」と、豆まきの望みがかなえられた感動と感謝を口にしながらおんなのこが豆をまくところでお話は終わっていきます。

それぞれが自分の優しさに忠実に行動したのに、だからこそすれ違ってしまったという、子供向けの絵本でありながら悲恋物を読んだような読後感です。

どんな人におすすめ?

たくさん泣きたい人におすすめします!

人間心が疲れていると、泣いて発散した方がいい場合もよくあります。

泣きたいけど長編小説や映画では疲れてしまうようなとき、短時間で世界に入り込め、読んでいる間からどんどん泣けるこの絵本がおすすめです。

まとめ

私は悲しい時にとにかく繰り返し読みました。

悲しくて切なくてどんどん泣けるのですが、おんなのこが、おにたの優しさとおにたであった豆をこれほど大切に喜んでくれるという救いもあって、優しい気持ちも心にしっかり残ってくれますよ。

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