あなたは「漆原晃の物理 物理Ⅰ・Ⅱ 明快解法講座」をご存知でしょうか?
高校の物理Ⅰ・Ⅱ(力学から原子まで)の範囲について書かれています。
高校生でも読みやすい文章で書かれていて、専門用語自体も理解しやすいようにかみくだいて説明しています。
そして、図を書いて問題文の理解をしやすくしたり、式のイメージを持たせることによって公式について理解できます。
また、解く手順を丁寧に説明して、一般的解法を身に付けれます。
さらに、各分野の頻出出題パターンについて書かれているので効率的に学習することが出来ます。
- 公式の暗記ばかりをして理解が出来ていない人や問題を少し変えられただけで問題が解けなくなってしまう人。
- また、物理そのものについて分かっていない人や物理という学問自体に興味があり、より深く理解したい人
Contents
「漆原晃の物理・明快解法講座」とは?
「漆原晃の物理 物理Ⅰ・Ⅱ 明快解法講座」とは何か?
早速、紹介しましょう。
高校の教師のレベルによりますが、物理を教えるのが下手な人が多いと思いますね(主観)。
ただ教科書について説明し、それを問題文に書かれている条件を暗記した公式に当てはめるといった教え方をしますね(一般的)。
しかし、その方法だと問題が少し変わっただけで公式が使えなくなったり、どう使ったら良いのか分からなく場合があります。
そこで、本書では専門用語を分かりやすい言葉で理解させて、図を書きそこに情報を加えていくことにより問題文を正確に理解させられます。
そこで、初めて公式を使って解いていきます。
また、各分野の頻出出題パターンを抑えることで基礎を抑えることが出来ますので、多少問題の条件が変わった位の学校のテストなら問題なく解けます(マニアックな問題を除きます)。
もちろん、センター試験の対策にも有効です。
物理が嫌いでどうしようもない人や嫌いではないが点数が取れない人には読んで貰いたい一冊です。
「漆原晃の物理・明快解法講座」の使い方を解説!
「漆原晃の物理 物理Ⅰ・Ⅱ 明快解法講座」の使い方について解説していきます。
漆原晃の物理・明快解法講座の使い方①専門用語の理解や図の書き方および公式の理解と暗記
専門用語の理解や図の書き方および公式の理解と暗記をします。
そして、解法のステップをしっかり理解し出題された問題を解きます。
そして、答えが正しくてもしっかり解く過程が正しいかを解説を見て確かめます。
正しく答えが導けなかったら、どこの解法ステップが間違っていたのかを確かめます。
そして、別の問題集で類似した問題を解いて練習をします。
漆原晃の物理・明快解法講座の使い方②センター試験の問題を解く
自分がどのくらいのレベルなのかを知るのと同時に、応用問題でも対応出来るかを確かめます。
基礎レベルでも間違ってしまうのでしたら、本書をもう一度やり直します。
そして、応用問題は本書の解法で対応できるのかを確認します。
対応問題が出来るのであれば、応用問題と同レベルの問題を解く練習をします。
対応が出来ないのであれば、それに対応した参考書を探します。
(ただし、本書のレベルやセンター試験で解けないような応用問題が出る可能性は低いです。
またそういった問題を捨てて確実に解ける問題を解いて点数を稼ぐのも戦略の一つです。)
漆原晃の物理・明快解法講座の使い方③二次試験対策で使用
二次試験対策で使用する事も考えられます。
ただし、二次試験は各大学で問題の傾向が違ったり、難易度が上がっている可能性が高いです。
しかし、点を取らせる問題を敢えて出してきたり、途中まで解けるような問題が出題してくる場合があります。
その場合は、本書のレベルで対応することも可能です。
また、各大学の過去問の答えの解説が分かりづらい事があります。
その時は、本書の解法を見るとヒントになったり、その問題を解けるようになる手助けをしてくれます。
まとめ
本書は、物理どういう学問でどうアプローチすれば良いかを教えてくれます。
また、高校生が理解しやすい言葉で表現されていて、物理が嫌いな学生を少しでも好きになってもらいたいと著者が言っているように思える位丁寧に書かれています。
好きというのは、学生によって違います。
理解がしやすい、点数が伸びるようになった、物理という学問を深く知れたなどそれぞれです。
本書では、学生が問題を解けるようになるというのが目的ではありますが、そういった需要に答えるような参考書にもなっています。