LLBeanのウェアは90年代にはアウトドアブームの流れに乗り大人気でしたが、シルエットが太めで、今ではファッションアイテムとしてはダサいと言わざるをえません。
LLBeanで今でも唯一お洒落アイテムとして現役で人気を保ち続けているのがトートバッグです。
生成りの本体にカラーの持ち手が特長のトートです。
お洒落アイテムとしての一番人気はミニトートで、かっちりしたファッションを着くずしたい時に軽さを出してくれるアイテムとして大活躍します。
最近では丈夫なエコバッグとして持ち手と本体が同じカラーのグロサリートートも人気を集めています。
LLBeanはダサいの?評判やトートも紹介
LLBeanは、1912年にアメリカンメイン州で産声をあげた老舗アウトドアブランドです。
日本では1990年代にビーンブーツという甲の部分に切り替えのある特徴的なブーツが一世を風靡し、大人気ブランドになりました。
ビーンブーツの他にもトート、リュック、フリースも当時は大人気アイテムでした。
今で言うTheNorthFaceのようなお洒落感のあるブランドでした。
しかし、今ではLLBean =ダサいと言うイメージは拭えません。
LLBeanでは変わらず多数の新作アイテムをシーズンごとに発表していますが、もうファッション雑誌等でウェアやブーツを見かけることはありませんし、TVドラマ等の衣装として使われることもなくなりました。
公式サイトを見ると、アウトドア色が強く動きやすさ重視で、トップスの袖が太かったり、パンツもズドンとした太めのシルエットが多く、ダサいイメージの原因となっていることがわかります。
その反面、ユーザーレビューではLLBeanの商品の品質に満足しているコメントが多く、愛好者の間では評判が高いことがうかがえます。
また「20年以上愛用している」とか「子供用に買った」といったコメント内容から、年齢層高めの人に人気であることがわかります。
このように、ダサいけれど一部では人気のあるLLBeanですが、ただ一つ今でもファッション誌に頻繁に登場するアイテムがあるのです。
それが、LLBeanが世界に誇るトートバッグです。
ビーンブーツが流行っ流行っていたのと同じ90年代初頭にセレクトショップのバイヤーやスタイリストが雑誌で紹介し人気に火がついていきました。
アウトドアブームの中「氷を運ぶために作られた」というパワーワードとともにLLBeanトートは人気を博し、その後類似品が多く出回っても「本物」としての地位を確立し続けています。
LLBeanトートはファッションアイテムとしては、かっちりとしたコーデをくずしたいときに、重宝されます。
またトートの持ち味をそのまま生かして休日ファッションとしても人気です。
LLBeanトートにはさまざまなサイズがありますが、ファッションアイテムとして使われるときには「ミニ」という幅24cm、高さ17cmのサイズが選ばれることが多いです。
トートの本体は生成りベースで持ち手の色は定番の色以外にもイエロー、ピンク、水色、カモフラなどが選べ、イニシャルやワンポイント刺繍も入れることができます。
イニシャルの書体やワンポイントの模様、刺繍の糸の色を選ぶことで自分だけのオリジナルトートを注文することができます。
例えば、紺の持ち手のオーソドックスなトートに赤色の糸で刺繍を入れるとトリコロールカラーとトートにすることができるのです。
イニシャルの入ったLLBeanトートであってもヤフオク等では高値で取引されるほど、人気のあるアイテムです。
その他、2020年にコンビニやスーパーで無料のレジ袋が廃止されたことから、「グロサリートート」という大きめサイズのトートも人気です。
ファッション誌やファッションサイトのエコバッグ特集では常連のアイテムになってます。
カゴいっぱいに買った品物がグロサリートートには入ってしまうし、重さに耐える丈夫さも申し分ないと評判です。
グロサリートートは持ち手の本体が同じ色で、生成りはもちろん、グレー、カーキ、紺も展開しています。
LLBeanのロゴがもともとグリーンの糸で刺繍されていて、ポイントになっています。
他にもLLBeanのトートには、ジッパーでフタが閉められるようになっているタイプやショルダーバッグになるようにひもがついているもの、「ミニ」よりさらに小さいもの、縦長の形のものなど数え切れないほどたくさんの種類があります。
お洒落アイテムとして定番のミニトートを入手した後には、グロサリートートなど他のトートにトライするのもおすすめです。
まとめ
ダサいと思われがちなLLBeanの中でもトートだけは別格。
LLBeanのトートは、90年代のアウトドアブームが終焉してもその品質と無駄のないデザインで現在も大人気です。
今では、単なるアウトドアアイテムではなく着こなしを変化させるお洒落アイテムとして重宝されているのです。
もしあなたがLLBeanのトートをまだお持ちでないのなら、1つは手に入れおいてもさんはないでしょう。
持ち手の色や刺繍をどうするか、サイズ違いなど、いくらでもパターンが変えられるので、1つだけでなく2つ3つと買い集めていくこともおすすめです。