これから説明する中学受験の勉強方法は、小学校で学習する内容が頭に入っていることが前提となります。
中学受験で出題されるような問題は小学校の確かめテストなどと異なり、基礎を知った上での応用が求められるからです。
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中堅校の中学受験の科目別勉強方法とは?
中堅校の受験においては大事なことは基本を大事にすることです。
中学受験と聞くととどうしても難しい問題に目がいきがちですが、難関校を目指さないのであれば、
それほど難しい問題ばかりをやる必要はありません。
難しい問題に目を向けるとかえって基本を忘れてしまいますし、難しい問題が解けなく自信喪失にもつながったりします。
中堅校を目指すのであれば、まずは基礎力をしっかり固めるのが優先です。
応用問題や難しい問題はその後です。
ここでは中堅校に合格するには、どのような勉強法が良いかご紹介します。
中学受験で中堅校を志望校している人におすすめ!
この記事で説明する勉強法は主に中堅校を志望校としている方、その保護者の方に読んでもらいたいです。
私は実際この勉強方法で合格することができました。
また、私の受験した時は英語はなかったので、国語・算数・理科・社会について4つの科目となります。
中堅校の中学受験の勉強法に関して注意点!
私はこれから紹介する勉強方法で中堅校に合格することができました。
しかし最近は中堅校と言えど特色豊かなカリキュラムを組んでいるため、志望者数も増加傾向にあります。
したがって倍率も増えているので必ずしもこの方法を実践したからといって100%合格できるわけではないということをご理解ください。
中堅校の中学受験の科目別勉強方法は?
中堅校の中学受験の科目別の勉強方法について解説していきましょう。
国語・算数・社会・理科それぞれで勉強法を解説していきます。
中堅校の中学受験の勉強法①国語はとにかく文章をよく読む。
中学受験で出題される国語の読解問題は7割型文章中に答えが含まれています。
特に「この時の主人公の気持ちを〇〇字で抜き出せ」といった問題は非常に推測が簡単です。
逆に「〇〇字以内で抜き出し、初めと終わりの5文字を書け」といった問題は難しそうに見えますが、文章を読む際に気持ちを表す箇所に丸をするなどの工夫をすることで見当をつけやすくなります。
また、段落の最後に書かれている文章ほど問題に問われやすくなる傾向があるので、その辺りを注意して読む癖をつけたほうが良いです。
中堅校の中学受験の勉強法②算数はとにかく丸暗記
算数なのに暗記?と思われるかもしれませんが、基本の解き方を暗記するだけで良いのです。
中学受験で使用する解法は参考書を見てもらえれば分かりますが、非常にクセのある問題が多いです。
例えば植木算やつるかめ算などを思い浮かべてもらえれば分かると思います。
現在は小学校の学習過程からは外れており、中学の数学ではこれらはxやyを使った文字式で解くため、中学受験でしか使用しない解法です。
こう言った問題は問題文もどれも似通っており、パッと見ただけで何を使用して解くかわかります。
そこで、基本となる問題の文章、解く過程を全て暗記してしまうのです。
そうすれば本番で同じ問題が出題されても数字の部分を変えるだけでスラスラと解くことができます。
先ほど丸暗記と言いましたが、暗記することによって似た問題に気付く力をつけることもできます。
中堅校の中学受験の勉強法③理科は実際に体験する
中学受験の理科の範囲には過程で簡単に実験できるものもあります。
例えば回路、植物の形態、食塩水の塩濃度、月の動き方などです。
これらの現象は頭でいくら理解しようとしても難しく、経験から学ぶほうが大きいです。
塾でいくら知識を得ることができても、それは机上の空論かもしれません。
実際に外に出て、あるいは自分の手を動かして現象を観察することが最も理科を伸ばす近道だと考えます。
私も理科の授業で習ったことをよく家庭でも実験してみたり、植物や動物の観察を通してすでに知っていたことがありました。
中堅校の中学受験の勉強法④社会は出題方法のパターンを覚える
中学受験で出題される社会の問題はその後も度々勉強する社会の基礎中の基礎の問題となっています。
そのため問題文も過去問と似たような内容が多く、何度も解くことでパターンを覚えることができます。
例えば文章中に「カドミウム」とあればおそらく「イタイイタイ病」が答えだなと推測できます。
他には「日本に伝来」とあれば「鉄砲」「キリスト教」「仏教」などと絞り込むことができます。
何も全部の出来事を覚えなくても良いのです。
問題中に含まれる語句から、答えになりそうな語句が思い出せるように訓練していけば解答スピードもアップさせることができます。
年号はどうしても語呂合わせで覚えるしかないと思いますが、そこは努力するしかないです。
中堅校の中学受験の問題集や塾の選び方もチェック!
中堅校の中学受験の問題集の選び方をチェック!
問題集としては「塾技」が良いかなと思います。
小学校の授業では教えてくれないテクニックを教えてくれます。
基礎からステップアップして実践力が身につきます。
過去問が付いているのも良いですし、解放のテクニックも付いているので役に立ちます。
詳しくは下記の記事を参考にしてください。
塾技(中学入試)のレベルはどれ位?特徴や効果的な使い方を解説!
更に科目ごとに詳細に問題集を勉強するならば、下記の記事も参考になります。
実際の体験談が記入されているので参考になります。
中堅校の中学受験の塾の選び方をチェック!
中堅校の中学受験の塾の選び方ですが、上位校や難関校に強いと言われている塾にわざわざ行くなくても良いと私は思います。
というのもこういった塾は上位校や難関校を合格するためにカリキュラムが組まれいて、
中位校を目指す子供もやらなくても良い問題も勉強しなければらないケースが多々あるからです。
もしそういった塾に通うならば、
個別指導もしているところやアフターフォローをしている塾がおすすめです。
出来れば、地元の個人塾に行ってみるのも良いでしょう!
無料体験や実際に通った人の意見も聞いてみるのが良いでしょう。
その中で実際に自分にあった塾に行ってみてはいかがでしょうか?
もし、あなたが塾無しを検討しているならば下記の記事を参考にしてください。
中学受験(中堅校)は塾なしで可能?お金をかけない勉強方法を紹介!
中堅校の中学受験の勉強時間は?
受験情報サイト インターエデュ・ドットコムを見ると上位校と中堅校の勉強時間には開きがあることが分かります。
以下は6年生の勉強時間となります。
難関校合格者、中堅校合格者ともに、平日は2時間から3時間が多く、週末は6時間以上が多くなっていますが、中堅校で3時間~4時間が多いことも特徴です。
週末を見ていると難関校と中堅校では開きがあることが分かります。
中堅校の中には3時間~4時間で勉強を済ます子もある程度いるという事実です。
難関校では圧倒的に勉強時間が必要なのに対して、中堅校は要領よく勉強して勉強時間を減らしす層もいるのではないか?と予想されます。
一見、勉強時間に比例して成績も伸びると考えがちですが、長い勉強時間をするのではなく、効率的に勉強をするのも重要ではないでしょうか?
最近では色々な勉強方法や参考書も出てきていますので、子供に合わせた勉強方法も必要です。
長時間勉強時間が向く子もいれば、短期集中型の子もいるので一概に勉強時間だけでは語れません。
うまく休憩を取り入れる事も大事ではないか?と考えます。
以下の記事で中学受験を適度に休憩を入れながら勉強をしてみるのも重要です。
中学受験勉強で集中力を高める方法!食事や休憩の取り方も超重要!
まとめ
以上が私が中学受験の際に実践していた勉強方法です。
こんなことで?と思われるかもしれませんが、こんなことが大切なのです。
後半になって焦って応用問題や実践問題を解くよりもこのような基礎の積み重ねが得点につながると思っています。
これから中学受験に挑まれるお子さん、保護者の方の少しの助けになれば良いと思っています。