日能研はとても歴史が古く長い間、多くの実績を誇る中学受験専門の進学塾です。
特筆すべきは一定の学力が無ければ入塾出来ないという訳ではなく、
どんな子にも入学の窓口を開いてくれる間口の広さです。
既に来年に向けて、塾選びを検討されている方もいらっしゃると思います。
日能研について色々と調べてみました。
ところで、四谷大塚は逆に入塾テストが厳しくて有名なので対照的です。
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四谷大塚の入塾テストの難易度と合格率は?対策や過去問の入手方法も解説!
日能研の合格実績は?
2018年の中学受験シーズンの山場がひと段落したこの時期、
大手の中学受験コースを扱う塾では、その年の中学受験の合格速報をアップし始める時期です。
中学受験専門の塾である日能研の2018年の合格実績をまとめてみたいと思います。
超難関校といわれている私立中学は、やはり、都心に集中しています。
そして大阪や地方都市に点在している状況です。
都内の超難関校に的を絞って、日能研の合格実績を調べてみると次の通りになっています。
私立中学女子校御三家は、現在、東京都にある【桜蔭中学校・女子学院中学校・雙葉中学校】となっています。
偏差値は桜蔭中学校75、女子学院中学校74、雙葉中学校74という次元が違う偏差値の高さです。
日能研で学び、2018年に合格をした人の人数は次の通りです。
桜蔭中学校32名、女子学院中学校54名、雙葉中学校25名です。
私立男子中学校の中で、一番偏差値が高いのは【筑波大学付属駒場中学校】といわれており、偏差値は78となっています。
私立中学男子校御三家は【開成中学校・聖光学院中学校・麻布中学校】となっています。
いずれも東京都内の私立男子中学校に限定したデータとなります。
それぞれの偏差値は以下の通りです。
開成中学校77、聖光学院中学校75、麻布中学校75となっています。
御三家とは言っても、同レベルの別中学校の偏差値もほぼ同じ位で僅差となっています。
日能研で2018年に合格をした人の人数は次の通りです。
開成中学校34名、聖光学院中学校60名、麻布中学校71名です。
その他難関校の合格実績を抜粋してあげてみたいと思います。
栄光学園48名、駒場東邦51名、武蔵31名、フェリス女学院60名、渋谷教育学園幕張134名等です。
日能研の評判は?
日能研の最大の特徴と好評価を得ている点。
それは、他の中学受験に強い有名進学塾とは少し異なり、
超難関校に限定せず中堅どころの私立中学校への進学の為のノウハウも持って様々な学力の生徒を受け入れてくれるところです。
小学校の成績がトップクラスではないと入塾出来ない様な選別されるような雰囲気がないのは、本当にありがたいポイントです。
小学校の成績があまり芳しくない子達でも、中学受験をしてみたいという意思と意欲を強く持ち始めた時点で、その強い決意を受験へと導いてくれる可能性のある塾です。
実際に日能研に入塾すると、平均して20名程度のクラスメイトと共に中学受験への道を歩むようになります。
本人のやる気を持ちあげる様な配慮が細部にも見え隠れしていて、
座席を決めるのは定期的に行われる定期テストの成績だそうで、成績順に座席が入れ替わるそうです。
競争心を自然に養う事が出来ますよね。
そして中学受験の塾であるにもかかわらず、塾の費用も割とリーズナブルな方という事も大きなメリットになるかと思います。
中学受験はそれだけで費用もかかりますし、運よく中学受験に成功して中学から私立中学に通うとなると、膨大な費用が必要となります。
少しでも費用が抑えられれば本当にありがたいと思います。
実際に子供を通わせている方の意見として、授業のレベルはすごく高いけれども、大手のノウハウが詰まった授業で進んでいくので、
小学校で習う事で解からない部分も、理解出来るまで教えてくれるので、子供の理解力が深まったという意見もあがっています。
日能研の独自のノウハウの中で1番人気が高いポイントは「R4偏差値」にこだわりを持っているところです。
日能研独自の偏差値指標でRANGEという単位を使って細かな合格率を出してくれるそうです。
そして、小学6年生の公開模試は志望校の校舎で受けさせてもらう事が出来るそうなので、
そういった細かい配慮もさすが大手だから出来る事だなと思います。
入塾テストの対策について
他の中学受験に特化した進学塾よりも、日能研は門戸が広いと言われています。
しかし、誰でも良いという訳ではありません。
ただし、子供が自ら学びたい、中学受験をしたい!合格したい!
という強い意思を持ち、その一歩を歩み出そうとした時点でまだお子様に受験に対するノウハウや学び方がわからない、
勉強したいけど勉強方法がわからなくて進め方がわからないという悩みを持つ子に対しては積極的に入塾に対しての広い心を持ってくれるのが日能研の良い所だと思います。
お子様の強い意思を確認したら、あまり時間をおかずに日能研の入塾テストを受けてみる事をお勧め致します。
入塾テストは国語と算数の2教科です。
塾により多少内容は変わってくるかもしれませんが、大体本筋は同じです。
まず国語に関しては、長文問題が出てくると思われます。
国語は全ての教科に通じる科目と言われています。
長文問題で時間内にきちんと内容を理解し、要点を見つけて答えを導き出す能力が問われるでしょう。
長文問題を数多くこなしておく事で入塾テストにもすんなり取り組めると思います。
算数は習った事や基礎をまず理解出来る様にしましょう。
そして算数は応用問題として出される事が多いと思います。
まず教科書を見直して問題をたくさん解いてみましょう。
教科書に載っている問題は何度も解いて弱点を確認しておきましょう。
全ての塾で出題されるのは、漢字です。
出題範囲は3年生から4年生習った事の中から問題が出されると思われます。
基礎学力がきちんと理解出来ているかに重きが置かれると思いますので、
過去の教科書がある人は教科書をよく見直し問題を解く様にします。
本屋さんで売られている下の学年のドリルを活用しても良いでしょう。
とにかく何度も何度も解いて、暗記できるくらいにしておけば殆ど落ちる事はないのでは?と思います。
費用も解説!
気になる費用ですが、
基本的には小4から始める子が多いので3年間の費用について記載したいと思います。。
小4年のときで、約45万円
小5年のときで、約65万円
小6年のときになると約105万円
合計で3年間で約215万円
他の諸費用を考えると約230万円となります。
ちなみにSAPIX、早稲田アカデミーが小6年で、約120万円掛かります。
日能研は、お安めとは言っても、通わせるには、なかなか費用がかかりますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
中学受験をするには、前々からの準備が本当に大切です。
日能研は、とても細やかな部分にまで、生徒のやる気を底上げしてくれる工夫がなされている
緻密な計画されたカリキュラムが組まれています。
しかし、小6ともなれば定期テストの量がかなり増える様です。
日能研に向いているタイプの子というのは、どちらかというとコツコツと自分で地道に努力をしていくタイプの子、粘り強いタイプの子等が向いている様です。
色々な塾が乱立している時代ですから、色々と無料の講習や無料体験学習会等に積極的に参加をして、自分にあった塾を見極める能力も必要になってくるでしょう。
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