日本の夏、といえばあなたは何を思い浮かべますか?
親戚みんなでやった流しそうめんや、友達や恋人と食べるアイスなど、人それぞれ自分にとって大事な夏の思い出がありますよね。
今回は、夏の思い出の代表格である花火、そんな花火大会の中でも私が以前行った中で最も感動した、日本三大花火大会に数えられる大曲の花火について紹介します。
この夏どこに旅行に行くか決まっていない方々、花火が大好きな方などはこの記事を読んで大曲の花火大会に行くことを検討してみては?
駐車場や混雑!穴場や屋台など行った人でないと分らないネタも紹介します!
Contents
大曲の花火の場所はどこ?
大曲の花火は正式名称を「全国花火競技大会」と言います。
大曲の花火という名前のとおり、東北地方の秋田県大仙市大曲地区で行われます。
大曲は、昨年ロシアのザギトワ選手がペットにしたという、秋田犬で有名な秋田県の南に所在する地区です。
秋田新幹線が停車する大曲駅があるので、県外から来訪する方は新幹線を利用するのがオススメです。
徒歩で移動すると駅から30分近く歩くことになるので、タクシーを使って花火が行われる河原まで移動するといいでしょう。
大曲の花火の駐車場について!
花火大会専用の駐車場は、結論から言うとほとんどありません。
大曲の花火が開催される大仙市が、花火大会用に駐車場を保有していることはありません。
しかし、大曲の花火を開催する日になると、街の市民ホールや市立体育館、市立病院までもが花火のために駐車場を解放します。
また、これは田舎ならではのエピソードなのですが、毎年花火の際は、地元の人々が個人で所有している駐車場を有料で貸し出します。
だいたい500〜1000円の間で貸し出しているパターンが多いです。
この駐車場貸し出しは、地元の人にとって毎年訪れる一種のお小遣い稼ぎタイムのようになっております。
大曲の花火の混雑状況は?
大曲の花火の混雑状況はものすごいです。
その混雑を例えるとするならば、サッカー日本代表W杯予選直後の、渋谷スクランブル交差点くらい混んでいます。
そのあまりの混雑に、花火大会開催直前と終わった直後はほとんど身動きをとることができません。
多分、秋田県が1年で一番混雑するタイミングが大曲の花火です。
自分は昨年大曲の花火を見に行ったのですが、その時もとんでもない人混みで、帰りの電車に間に合いませんでした。
混雑状況によっては、新幹線や在来線を利用して日帰りで帰ろうと思っても、終電までに駅にたどり着くことが出来ないということがよくあるので、大曲周辺にホテルを予約しておきその日は一泊してから次の日に帰るというプランを立てておいたほうが無難です。
花火直前になるとどこのホテルも満室になるので、予約する場合は早めにしましょう!
大曲の花火大会の屋台について
大曲の花火の屋台は、毎年毎年のブームに合わせたラインナップとなっています。
昨年自分が行った際は、チーズハットグやタピオカなどが売っていました。
流行りのものだけではなく、地元の農協や有名な食堂の屋台も出店しており、秋田県のグルメを堪能できる屋台も数多くあります。
個人的なオススメは、「峠の茶屋」というお店が出しているおでんです。
東北でもとても有名なお店で、へんぴなところにお店があるため、なかなか普段は訪れることができないのですが、大曲の花火大会はそのお店の美味しいおでんが屋台で食べられるとてもいい機会です。
大曲の花火の穴場スポットについて
大曲の花火の穴場スポットは3つあります。
1つ目が河川敷のキャンプエリアです。
大曲花火大橋を超えたところにあるキャンプエリアです。
ここに車で入ってテントを立てて花火を見ると人混みも会場ほどではなくゆっくり花火を見ることができます。
2つ目は大曲ファミリーキャンプ場です。
会場からは離れていますが、高台から楽しめます。
3つ目は姫神公園です。
太平山の入り口にあるこの公園は、少し高台にあることから大仙市を一望できます。
トイレなどもあるので緊急の際も安心です。
もし遠方から来る方がこの2つの穴場スポットを利用する際は、駅周辺でレンタカーを借りて行ってください。
大曲の花火のおすすめの席は?
大曲の花火を十分に堪能するためには、桟敷席という席をとるのがいいです。
多少値段は張りますが、ごろっと寝転がって綺麗な花火を見られるので最高に贅沢な時間を過ごすことができます。
有料席ではなく無料席にこだわりたいそこのあなた!
花火大会を楽しむためには、無料席で見る場合は無料席の上の方に場所取りすることをオススメします。
下の方に場所取りしてしまうと、通路を通る人たちに隠れて花火が十分に見えません。
なので、無料席で見る場合は、上の方に場所取りするといいでしょう。
無料席は何といっても無料なので、無料で綺麗な花火を見れると非常に得した気分になれます!
大曲の花火大会の見所や感想は?
大曲の花火を見た感想は、見所がたくさんある花火大会だなということです。
私は今まで、過去4回大曲の花火大会を訪れたことがあります。
親の実家が大曲の花火を行う場所の近くにあったことで、夏になるとよく連れて行かれました。
子供のころに大曲の花火を見た感想は、長い、ということです。
これは大人になってわかったことで、長いというのはそれだけ色々な花火を見られるということです。これが大曲の花火の見所の1つです。
大人になってからの感想は、こんなに綺麗だったのかというものでした。
大曲の花火は、各地で行われているいわゆる地元の花火大会のレベルとは一線を画しております。
大曲の花火の見所として大会提供という花火があります。
地元の花火に対して造詣が深い人たちは、大曲の花火大会に大会提供のみを見にきます。
子供ながらに、大会提供の花火すごいなという感想を持っていた記憶がありますが、大人になって改めて見たら、こんなに綺麗な花火他にあるのか?という感想を持ちました。
花火を見慣れている地元の人でも、何にもわからない子供でも、いろんなものを見てきた大人でさえもその綺麗さに驚く大会提供の花火が大曲の花火の1番の見所だと思います。
花火以外にも、大曲そのものの街並みがとても綺麗であるということも見所となっております。
まとめ
今回は大曲の花火と呼ばれる「全国花火競技大会」について解説しました。
人口わずか4万人である秋田県大仙市大曲地区に、毎年全国から70万人以上が訪れる大曲の花火。
その圧倒的なスケールで子供から大人まで全ての人が楽しめる花火、地元の美味しいグルメが楽しめる屋台、どこか懐かしさを感じさせる大曲の街並みなど、見所がたくさんあるこの花火大会、人生で一度は見ておくべきです。
絶対に感動します。
今年の夏、家族や恋人、友人と、さらには一人でも楽しめる大曲の花火に行ってみてはいかがですか?
(記事提供者:秋田市出身の20代男性)