東京都の新宿区と渋谷区にまたがった場所にある新宿御苑は、日本のさくらの名所100選にも選出されていて、かつては宮内庁の管轄だったので、内閣総理大臣主催の桜を見る会が現在でも開催されるほどの桜の名所です。
次々に品種の異なる桜が咲き、ほかに比べて長い期間お花見を楽しめるため都内では大変に人気の場所です。
場所はどこ？
新宿御苑は、東京都新宿区内藤町11の住所にあり、東京メトロ丸の内線の新宿御苑前駅から徒歩で約5分で新宿門、JR総武中央線の千駄ケ谷駅からも徒歩で約5分で千駄ケ谷門にアクセスができます。
周辺には、ランチを楽しめる飲食店が点在していて、少し足を伸ばせば伊勢丹やマルイといった商業施設が立ち並ぶ新宿の繁華街があります。
新宿御苑の桜の種類と見頃について
実は新宿御苑の桜の種類はかなり多いんです。
他の公園だと一種類の桜が無かったりするのですが、新宿御苑の桜は違います。
- カンザクラ：2月中旬～3月中旬
- ソメイヨシノ・シダレザクラ・オオシマザクラ：3月下旬～4月上旬
- ウコン・チョウシュウヒザクラ・ギョイコウ・カンザン・フゲンソウ：4月中旬～4月下旬
となります。
以上の様に新宿御苑の桜のシーズンは、入園口が最も混雑しますが、園内に入ってしまえば都内とは思えないほど広々としていて、入場者が分散されるためさほど混雑感を味わうことがありませんが、美しいソメイヨシノの満開の季節となれば大変に混雑し、3月下旬から4月上旬には入場規制が実施されることもあります。
そのため、見頃の時期には入園までに15分から30分くらい並ぶことも多く、午前11時前には入園することを目標にでかけるとよいでしょう。
2月から3月にかけては早咲きの寒桜、4月中旬からの八重桜などの遅咲きの桜であれば、ソメイヨシノのベストシーズンのような大混雑がなくお花見が楽しめます。
園内は、もともとが皇室の庭園で、日本庭園やイギリス風景式庭園、そして、フランス式庭園などがありその周辺にさまざまな品種の桜が咲いています。
広大な敷地なため、１周するには1時間30分ほどの時間がかかるため、桜のお花見を楽しみながらのんびりとした時間を過ごすには、3時間近くの時間が必要となります。
新宿御苑の桜の場所取りについて
お花見というとほとんどの場所では、あらかじめ場所取りが必要となりますが、新宿御苑では場所取りする必要がありません。
園内にはいくつものベンチが配置されていますが、ベンチは人気が高いことからすぐにうまってしまうので、レジャーシートなどを持参していけば、芝生の広場をはじめさまざまなエリアで座ってお花見を楽しめます。
当然のことながら、美しく咲き誇っている桜の木の下や比較的トイレに近い場所などは人気があるため、早めに場所がなくなってしまいますが、特に場所へのこだわりがない場合には、広大な敷地が広がっているので散策しながら場所を見つけることができます。
場所にこだわる場合には、開園と同時に入場すれば希望に応じた場所が確保できるでしょう。
場所を確保できたとはいえ、新宿御苑ではアルコール類の持込が禁止されていて、園内でもアルコール類の販売も行なわれていません。
そのため、ベストポジションを確保すればゆったりとしたお花見を満喫できます。
新宿御苑の桜の駐車場や屋台について
新宿御苑には、200台の車を駐車できるパーキングを完備しているので、車での来園も可能です。
車の場合には、首都高速外苑出入口から外苑東通りを経由して10分ほどでアクセスができ、駐車料金は3時間までは500円、それ以降は30分ごと100円が加算されます。
新宿御苑では、ほかのお花見スポットのように屋台などの出店がありませんが、園内にはレストランやカフェをはじめ、売店や自動販売機があるので、飲食に困ることはありません。
特に売店では、桜まんじゅうや桜クレープといった桜のシーズンにピッタリなスイーツを取り揃えていて、カフェではスイーツのほかにもカレーなどもあり、新宿門に一番近い場所にあるレストランでは、桜をみながら桜にちなんだ季節メニューでお腹を十分に満たしてくれます。
庭園にふさわしい茶屋もあり、この茶屋ではお抹茶と和菓子が味わえるので、園内の散策の休憩には最適といえます。
また、新宿御苑の周辺にはコンビニも点在しているので便利です。
新宿御苑の桜のライトアップもチェック
新宿御苑の桜のライトアップについては、調べてみたところありませんでした。
残念ですね！
16:30には閉園してしまいますので、
新宿御苑の桜を楽しんだらカフェに立ち寄ってみてはいかが？
「君の名は。」のアニメで登場したお店「カフェ ラ・ボエム」があります。
新宿御苑から近いので、是非、楽しんでみてはいかがでしょうか？
まとめ
都心のオアシスとも呼ばれている新宿御苑では、きれいに清掃が行き届いた環境なうえ、アルコール類が持ち込めないため、酔っ払いや大騒ぎする花見客がいないので、大変にのんびりと過ごすことができるのが最大の魅力です。
