奈良で初詣といえば春日大社、橿原神宮、大神神社が有名で、談山神社を思い浮かべることは少ないかもしれません。
談山神社といえば奈良を代表する紅葉スポットであり、初詣?というイメージなのですが、実は初詣にぴったりの場所なんです。
今回はそんな談山神社の初詣の混雑状況などをチェックしていきます。
談山神社の初詣の場所はどこ?
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談山神社は奈良県桜井市多武峰にあり、同じ桜井市に大神神社という大人気の初詣スポットがあるため、談山神社のお正月はゆったりしています。
車だと、明日香村から県道155号線、桜井市街から県道37号線、バスなら近鉄/JR桜井市から奈良交通が往復しています(片道約25分)。
住所:奈良県桜井市大字多武峰319
談山神社の初詣の混雑状況や所要時間は?
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談山神社は11月の紅葉シーズンには駐車場に車がとめられないほど大混雑します。
大規模な神社ではないため所要時間はそれほどではありませんが、写真を撮る方、歴史ロマンに浸る方が多く、参拝者の多くがゆったり過ごす傾向にあります。
奈良県民であっても初詣として談山神社を選ぶ方は少ないようで、紅葉のころの混雑はどこへやら、のんびりとお参りができます。
しかも普段大人600円の拝観料金が、お正月の三が日に限っては無料なんです。
さらに歴史に名を残す「大化の改新」の構想が練られた舞台、まさに日本が新たな時代へと歩み始めた場所なので、新しい年を迎えるにあたっての参拝としてはこれ以上のパワースポットはないと思えます。
談山神社から石段を上がったところに、まさにその談山(かたらいやま)という、まさに構想を練ったその場所が今も残ります。
そのあたりまで散策すると所要時間は2時間くらいでしょうか。
神社だけならば、摂社も含めて1時間ほどです。
談山神社の駐車場について
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談山神社は、公共交通機関では比較的アクセスしづらい場所にあるので、駐車場は多めに確保されています。
特に紫陽花や紅葉のシーズンには車が県道に列をなすほど混みあうため、五か所の駐車場が設けられていて、初詣の時にはもちろんすべての駐車場がフル稼働します。
全部で200台分のスペースがあり、バスなどの大型車以外は無料となっています。
談山神社の駐車場マップ
引用元:談山神社のアクセス
お正月ということでお酒を飲む機会も多く、有り難いことに近年は談山神社へ向かうお正月の臨時バスの便数が増えているので、バスを利用してゆったりと初詣を楽しむのも良いでしょう。
参道には普段からお食事処が並んでおり、まるで屋台のような雰囲気があります。
参道は広くなく、特別に屋台を設置するほどのスペースはありませんが、既存のお店で温かい串こんにゃくなど、奈良へ来たという実感を味わえると思います。
また、参道にはお正月でも散り紅葉が残っていることがあり、摩尼塔などの重要文化財もあるので、観光を兼ねて食べ歩きを楽しむこともできます。
駐車場から参道を歩くのがとても風情ある談山神社ですが、標高が高いため道が凍り付くことも多々あります。
車はもちろんですが、歩く際も是非転ばないようにしてくだいね、駐車場からの道は坂道続きなので。
談山神社の初詣のおみくじやお守りについて
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談山神社の境内の東の隅には東殿という摂社が建っています。
この摂社は通称恋神社と呼ばれており、赤い幟が並び、社殿もとても美しい朱色をしています。
こちらは強力な縁結びのパワースポットとして知られていて、本殿でこちらにまつわる恋むすび守が売られています。
恋神社へ続く参道は「恋の道」と呼ばれていて、女性は特にテンションが上がる雰囲気です。
参道を進んだところに、むすびのいわくらがあるので、そちらを撫でるのをお忘れなく。
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恋にはもちろんですが、より良い人間関係を築くほうへ導いてくださるそうなので、年の初めにぴったりです。
また、奈良を存分に感じられる万葉おみくじもすごくかわいいです。
参道から赤い鳥居を越えて、長い石段を上った突き当りに神社全般の授与所があり、そちらにすべてのお守りやおみくじがあります。
まとめ
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藤原鎌足が中大兄皇子と新しい時代を切り開いた「大化の改新」、その藤原鎌足を祭神とする談山神社は初詣に最適なスポットです。
摂社の恋神社は、縁結びはもちろん、人間関係をより良くしてくれるご利益があり、ビジネスマンなど男性にもおすすめします。