漢検準2級のレベルは高校在学程度となります。
中学生と高校生の合格率はそれぞれ、40%程度・30%程度となっており、中学生の方が合格率は高いです。
何故、中学生の方が合格率が高いかは後程解説します。
また、難易度に加えお勧めできる問題集や四字熟語の覚え方も紹介します。
この記事を読んで、漢検準2級の合格に向け効率的に勉強しましょう。
Contents
漢検準2級のレベルと難易度は?
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日本漢字能力検定、略して漢検と言われています。
その準2級のレベルですが、おおよそ、高校在学程度のレベルと言われています。
高校卒業有資格者であれば、今までの復習をすれば判るレベルとなっています。
具体的にどのような問題が出るか紹介しましょう。
準二級の問題の「書き取り」では例えば、以下の問題が出ます。
問題:キンリンの住民との交流を深める
答え:近隣
問題:注意事項をキサイする。
答え:記載
問題:まれにみるキョクタンな例だ。
答え:極端
「読み」では、例えば、以下の問題が出ます。
問題:道を尋ねると丁寧に案内してくれた。
答え:ていねい
問題:衝撃事件の核心に迫る。
答え:かくしん
問題:すべての部署を統轄することは難しい。
答え:とうかつ
他にもWEBで問題が紹介されていますので、チェックして下さいね。
漢検準2級の出題範囲や受験者層について!小学生や大人も受ける?
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漢検準2級は高校までで学ぶ漢字、約2000字の中から出題されます。
詳細は以下の通りです。
〈準2級〉 高校在学程度
計333字 3級まで1607字 累計1940字
彰償礁浄剰縄壌醸津唇娠紳診刃迅 緒叙升抄肖尚宵症祥渉訟硝粧詔奨酬醜汁充渋銃叔淑粛塾俊准殉循庶肢嗣賜滋璽漆遮蛇酌爵珠儒囚臭愁酷昆懇佐唆詐砕宰栽斎崎索酢桟傘顕懸弦呉碁江肯侯洪貢溝衡購拷剛謹襟吟隅勲薫茎渓蛍慶傑嫌献謙繭頑飢宜偽擬糾窮拒享挟恭矯暁菌琴渇褐轄且缶陥患堪棺款閑寛憾還艦靴寡稼蚊拐懐劾涯垣核殻嚇潟括喝亜尉逸姻韻畝浦疫謁猿凹翁虞渦禍鈴賄枠 羅酪痢履柳竜硫虜涼僚寮倫累塁戻銘妄盲耗厄愉諭癒唯悠猶裕融庸窯泡俸褒剖紡朴僕撲堀奔麻摩磨抹岬瓶扶附譜侮沸雰憤丙併塀幣弊偏遍伯舶漠肌鉢閥煩頒妃披扉罷猫賓頻洞督凸屯軟尼妊忍寧把覇廃培媒賠亭貞逓偵艇泥迭徹撤悼搭棟筒謄騰嫡衷弔挑眺釣懲勅朕塚漬坪呈廷邸喪槽霜藻妥堕惰駄泰濯但棚痴逐秩旋践遷薦繊禅漸租疎塑壮荘捜挿曹甚帥睡枢崇据杉斉逝誓析拙窃仙栓
参照URL:日本漢字能力検定 級別漢字表
いきなり準二級からはじめるのは、覚える量が多いですが、3級を合格していれば、新たに覚えるのは333字となります。
問題の内容としては、読み、書き、同音・同訓異義語、対義語・類義語、熟語・その構成、誤字確認、部首・部首名となっています。
合格ラインは200点満点の70%程度とされていますので、高校生で学ぶ漢字をマスターすることが合格への道となりそうです。
受験者層として、小中学生、高校生の多くは団体受験をされています。
小中高生が受験する人数の約90%が団体受験生です。
19歳~22歳の受験数は全体の約3%となっており、22歳より上の受験数は全体の約1%しかいません。
その為、漢検準二級は中学生と高校生が多く、わずかに小学生が受験、大人はかなり少ない事が予想されます。
では、実際の受験者数と合格率を小中高別に次に紹介します。
参考URL:漢検のレベルの目安や合格率は?合格基準や受験者層
漢検準2級の中学生・高校生の合格率はどれ位?
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漢検の準2級合格者の割合は受験者の約35%です。
これは、毎年3回行われる検定で、日本漢字能力検定協会が公表している準2級の合格率の平均値となっています。
準2級の合格率の詳細は以下の通りとなります。
漢検2級の合格率は日本漢字能力検定の公式ホームページによると、平成30年度は以下の通りです。
回数 | 合格率 |
第1回 | 31.8% |
第2回 | 33.0% |
第3回 | 31.0% |
平成24年のデータなので、おおよそではありますが、漢字検定準2級の中学生合格率は40%程度であり、高校生の合格率は30%程度となっております。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
高校生 | 208,365名 | 59,900名 | 28.7% |
中学生 | 135,216名 | 53,149名 | 39.3% |
小学生 | 1,778名 | 805名 | 45.3% |
データ引用元:漢検公式ホームページの受験データ(平成24年)より
合格率の割合では中学生が多いですが、受験者数は高校生の方が多い傾向である事がわかります。
準2級のレベルが高校在学レベルとなっていますので、中学生で受験しようとする人は高校レベルまでしっかり勉強している人達です。
それに対して、高校生の受験者は高校在学レベルということで、受験される人数は多くなりますが、大きなステップアップを図ろうと受験する中学生よりは漢検に対する勉強時間が、すこし少なくなってしまっていることも原因と考えられています。
漢検準2級のおすすめアプリや勉強法を解説
漢検準2級を合格するために使えるアプリがあります。
iPhone/iPad、androidでアップされている漢字検定・漢検漢字トレーニングがお勧めです。
無料で約5000の問題を収録しており、各問題形式を取り揃えられています。
読み、熟語だけでなく書き問題もあります。
アプリという手軽に勉強出来るのも魅力の一つとなっています。
漢検準2級を合格するための勉強法を紹介します。
アプリがあるように、スマホやPCが普及しているため、書くことが少なくなってきています。
まずは書くこと、そして声に出して読むことが大切です。
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そして、問題集などを用意して、全問正解できるぐらいに繰り返すこと、こちらもイージーミスを無くすためには必要な勉強となります。
慌てず、同じ問題集で構いませんので、繰り返し、読んで書く。
これを続け、正解率を上げる方が、沢山の問題集を少しずつ、よりは一つの問題集を全正解出来るほうが確実性があります。
飽きてしまいそうな場合は、正解できるものは飛ばして、間違えが多い漢字の読み書きをクリアしていくのも大事です。
理由として、漢字検定の満点中約70%正答であれば合格出来ます。
漢検の問題割合は漢字の読み書きが約50%、対義語や熟語が約30%、誤記訂正・部首名が約20%となっていますので、読み書きの比重が大半です。
ここを確実に抑える必要がありますので、読み書きは特にしっかりとクリアしておく必要があります。
漢検準2級のおすすめの参考書も解説
漢字検定準2級を受けるにあたり、お勧めの参考書、問題集を紹介します。
まずは、漢検漢字学習ステップアップで、実力を付けましょう。
まずは日本漢字能力検定協会が出版しています。
オーソドックスな問題集で、徹底的に繰り返しましょう。
次に過去問題集もおすすめです。
こちらも日本漢字能力検定協会が出しているのがおすすめです。
特に近い年の問題集が効果があります、逆に昔の問題集だと、最近の傾向や主旨から外れてしまい、問題のレベルが合わず役に立たないこともあります。
ですので、2018年の過去問題集が一番のお勧めと言えます。
ご自身の傾向や苦手分野が判っていて、そこを克服したい場合はこちら、分野別問題集準2級、こちらも日本漢字能力検定協会が出版しており、漢字の読み書き、熟語、部首など分野別にある問題集です。
出来る限り良い点数で合格したいというのであれば、これでさらに点数アップを図れます。
漢検準2級の四字熟語の一覧や覚え方は?
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漢字検定準2級の四字熟語は約500語ほどの中から選出されます。
問題は四字熟語の一文字が抜けているので、その穴埋めとなります。
四字熟語のあとに意味が書いてありますので、覚える時は意味を一緒に覚えると四字熟語は意味のある形となっているため、早く覚えることが出来るようになります。
では、出題される四字熟語を少しだけ、意味と一緒に紹介します。
- 荒唐無稽(こうとうむけい)、根拠がなくでたらめなこと
- 軽挙妄動(けいきょもうどう)、何も考えずに軽率に動くこと
- 深謀遠慮(しんごうえんりょ)、わき目も振らず突き進むこと
- 勧善懲悪(かんぜんちょうあく)、善業を勧め、悪行を懲らしめること
- 閑話休題(かんわきゅうだい)、それはさておき、という意味
- 泰然自若(たいぜんじじゃく)、落ち着いていて動揺しないこと
- 快刀乱麻(かいとうらんま)、手際よく処理をすること
- 権謀術数(けんぼうじゅつすう)、人を欺く策略のこと
- 捲土重来(けんどちょうらい)、敗者が再び勢いを取り戻すこと
- 八面六臂(はちめんろっぴ)、めざましい活躍をすること
最後に
漢字検定準2級は冒頭で紹介しました通り、高校在学生レベルです。
漢字検定の取得級による手当てを用意している企業も多いです。
なにより勉強することで正しい日本語を学ぶ機会ともなります。
準2級、2級に関しては問題集を繰り返し解くことで合格出来るぐらいのレベルとなっているので、自分自身の漢字能力が気になるのであれば、受験をする前に問題集やアプリでどのレベルか調べてみるとやる気が湧いてくるでしょう。
今回漢字検定について紹介しましたが、今回の級で合格したなら、
ほかの級もチャレンジしてみたいと思いませんか?
是非、ステップアップして自信を付けていきましょう。
合格する為のレベルや勉強方法などを解説しています。