生活

お薬手帳をなくしたらどうする?再発行の方法やアプリも紹介

お薬手帳
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お薬手帳は医薬品をより安全に、有効な薬物療法につなげるために意義のあるお薬手帳。

処方せんを持ち込む薬局で手に入るお薬手帳ですが、そのサイズは文庫本と同じ。

お財布に入る保険証や診察券のように、常に持ち歩いているという方は多くはないでしょう。

そんなお薬手帳、忘れたらどうなる?

なくしてしまった場合、再発行はできる?

電子化したお薬手帳、スマートフォンアプリを利用するメリットとは?

お薬手帳の気になる疑問と、理想の使い方についてまとめました。

お薬手帳とはなに?メリットや割引もチェック

お薬手帳

お薬手帳とは、自分が使っている薬の名前、量、日数、使用法などを記録できる手帳です。

自身が処方内容を把握するだけでなく、医師や薬剤師などの医療関係者へ提示することで情報を共有するという役割を持ちます。

複数の医療機関にかかっていても、自身が使用している薬の内容を提示することにより、薬の重複や飲み合わせをチェックすることができるというメリットがあるのです。

 

より正確に情報を伝えるために、副作用があった場合やアレルギーの有無、過去にかかった病気、よく服用する市販のお薬などを記入しておくと良いでしょう。

お薬手帳を薬局に持参すると安くなる、なんてことを聞いた事があるかもしれません。

調剤基本料1の薬局の場合、原則6か月以内に再度処方せんを持参し、お薬手帳を持参した場合、負担が軽減するというもの。

 

調剤基本料1の薬局とは、主に街中などにある小さな個人経営の薬局を指します。

これはお薬手帳を自身で活用することと、普及のために持参を促すものです。

また「再度」来局とあることからも、利用する薬局を1つに決める、かかりつけ薬局をつくることも推進されています。

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お薬手帳は持ち歩く方が良い?

お薬手帳

お薬手帳は患者自身のものですが、その役割を果たすためには医師や薬剤師に提示することが大事です。

通院時はもちろん、外出時、特に旅行や出張の際には必ず持ち歩くのが良いでしょう

旅行先や災害時、急に具合が悪くなった時など、自分のお薬の情報を正確に伝えることができます。

2011年の東日本大震災の際、医療機関や薬局に保存されていたカルテの多くが失われましたが、お薬手帳を持っていた人は、仮設診療所で同じ薬や代替薬を処方してもらうことができました。

緊急時や災害時、薬が必要になることがあります。

そんな時お薬手帳を所持していれば、正確に処方してもらえるのです。

お薬手帳をなくしたらどうする?再発行の方法や料金を紹介

お薬手帳

お薬手帳は主に、処方箋を持ち込み調剤してもらう薬局で手に入ります。

なくした場合も同様に、再発行してもらえます。

お薬手帳をなくした場合、薬局などで紛失した旨を伝えると、無料で再発行してもらえます。

ただし、お薬手帳には名前や住所などの個人情報を記載するページもあるので、十分に注意して保管しておくことが必要です。

 

お薬手帳を複数所持している場合は一冊にまとめてもらいましょう。

複数の医療機関にかかっている時にこそ効果が発揮されるのがお薬手帳です。

薬の飲み合わせによっては、同時に服用すると作用を弱めてしまったり、強めすぎてしまったりするものがあります。

一冊にまとめることでその記載漏れを防ぎ、統一された情報を提示することができます。

また、お薬手帳を忘れてしまった場合でも、お薬を受け取ることはできます。

説明とともに処方内容など記載されたシールが渡されるので、持ち帰って必ず貼っておきましょう。

再発防止に便利なアプリも紹介

アプリ

2011年の東日本大震災ではお薬手帳の有益性が知られた一方で、日頃から携帯している方が少ないこと、災害時に持ち出せない・紛失してしまうことが課題とされました。

そこで注目されるようになったのがスマートフォンアプリ。

お薬手帳を常に持ち歩く方は少ないかもしれませんが、携帯電話はほとんどの人が持ち歩いているはずです。

お薬手帳アプリは、紙のお薬手帳の代わりに使えるもので、お薬手帳をなくしてしまった方にはもちろん、携帯するのを毎回忘れてしまう人にもおすすめです。

使い方は、薬局に設置されている端末にスマホをかざすか、QRコードを読み取って情報を保存するというもの。

日本調剤の「お薬手帳プラス」は、処方された薬の情報が登録できるほか、事前に処方せんを薬局に送信する処方せん送信機能や、服用時間をお知らせするアラーム機能も付いています。

同様に、日本薬剤師会の「eお薬手帳」があり、手入力で市販薬や過去に処方された薬の情報を登録することができるものもある。

お薬手帳は市販の手帳でもOK?

手帳

厚生労働省の調剤報酬点数表に関する事項によれば、お薬「手帳」とは、時系列的に薬剤の記録が記入できるもので、以下の内容が記録される薬剤の記録用の手帳をいいます。

患者の氏名、生年月日、連絡先等患者に関する記録。
患者のアレルギー歴、副作用歴等薬物療法の基礎となる記録。
患者の主な既往歴等疾患に関する記録。

参考URL:管理薬剤師.com より

以上の条件を満たすものであれば「手帳」とみなされるので、市販の手帳でもOK

可愛いキャラクターデザインのものをインターネット通販で購入してもいいですし、市販のノートを使って自作するのも楽しいかもしれません。

手軽なカスタマイズとしては、お薬手帳のサイズはA6と文庫本と同じ大きさのため、一般的な文庫本用のブックカバーを使用するのがおすすめです。

最後に

お薬手帳は、非常に大事である事がわかった事だと思います。

お薬手帳を医療機関で提示することで、薬の重複や飲み合わせをチェックでき、より有効な薬物療法につなげることができます。

現在、紙のお薬手帳に代わり、電子お薬手帳としてスマートフォンアプリが登場し、その利便性に注目されています。

自分好みの媒体を使い、記録し、携帯することを日頃から心がけたいですね。

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