「足が家に向かない」増加している「フラリーマン」についてあなたはご存知ですか?
働き方改革が生んだ皮肉とも言われています。
「平成家族」は朝日新聞がヤフージャパンニュースに公開している連載企画がありました。
結婚・子育て・専業主夫(婦ではない)・・・などなど、
平成になって生まれた新しい家族のあり方、変わってきた家族像、
古い価値観と新しい価値観の衝突・・・
「平成家族」をテーマに、毎回読者に問題提起をしています。
フラリーマンは離婚の原因にも!
フラリーマンは離婚の原因にもなります。
というのも妻が家事や子育てで忙しいのに夫が協力しない事になります。
給料は家にいれているのに離婚の原因って・・・。
夫からすれば反論もあるかも知れませんね!
その理由は実は妻も働いていて主婦ではない事に理由があります。
ところで今回のテーマは「フラリーマン」でした。
働き方改革や子育て家庭、働く女性への配慮などから、昔に比べて残業が少なくなった企業が増えています。
ところが、残業が減ってもなかなか家に帰ってこないサラリーマン達がいて、彼らはフラフラと夜の街で時間を潰し、妻子が寝た頃に帰ってくるという。
これだと何れすれ違いの生活になり、離婚という可能性も高くなります。
妻が子育てで忙しいのに夫が協力しない。
なぜフラリーマンになってしまうのでしょう!
せっかく家事をやったのに妻に怒られて、それが続くうちにやる気を無くしてしまう。
「フラリーマン」の気持ちは分からないでもないですが、それでもどこか「甘え」を感じてしまいます。
フラリーマンの妻たちは専業主婦ばかりではありません。
今の時代は共働きが当たり前で、記事に出てくる男性たちの妻も正社員として働いていたり、パートタイムでもそれなりに働いています。
しかし親が働いていてどんなに疲れていても、世話をしなければならないのが子供です。
結局、父親が外で時間を潰す間、家で子供と向き合ったり、家事をこなすのは女性の仕事になってしまいます。
フラリーマンはやらない理由、やりたくない理由を挙げて言い訳して逃げていますが、押し付けられた妻たちは逃げることもできません。
本当は自分だって友達と遊びに行きたい、好きな小説を読みたい、いろんな習い事や趣味に時間を使いたい。
それでも我慢して子供のおむつを変えたり、泣きわめく子供をなだめたり、夫が散らかしたゴミを掃除する。
それは誰かがやらなければならないから。
こうした現実から目を背け続けることはできません。
「やったのに怒られたからやる気をなくした」そんなことでいいのでしょうか?
私自身も妻と子供がいて、時代の流れだと思って「イクメン」として子育てや家事を手伝ってきましたが、けして綺麗事だけではないなと実感しました。
妻のほうが家事が得意なので、最初のうちは教えてもらうことばかりです。
親切に教えてもらえればいいほうで、「前からそうだったでしょ」「どうして気が付かないの」と言われることはしょっちゅうです。
私も最初は腹が立ちました。
しかし、そこで腹が立ったからと投げ出すわけにはいきません。
仕事でも同じだと思うのです。
妻の言っていることが正しければ、それが効率的であったり家庭環境を良くすることに繋がると納得できるのであれば、素直に従う。
逆に効率が悪かったり、正しくないと思うことがあれば、それを指摘してより良い方法を提案する。
一緒に生活して子供を育てるパートナーとして、信頼できる関係を作っていかなければならないと思いました。
ワンオペ育児が問題視されている中、夫が意味もないのに家に帰らずフラフラ・・・
妻にバレた時は、かなり険悪なムードになるでしょう!
最悪、離婚ということにもなりかねませんね。
ワンオペ育児に関してはこちらの記事もご参考にして頂ければと思います。
フラリーマンの行き先や過ごし方をリサーチ!
フラリーマンの行き先や過ごし方はさまざま
フラリーマンの行き先や過ごし方はさまざまです。
午後5時に仕事が終わると行き先は様々。
ファミレスに入り、おかわり自由のコーヒーを頼んで時間を潰すサラリーマン。
妻には残業だとLINEで連絡しておいて、歴史小説を読み耽る。
家では妻と子供が待っている。
だけど帰らない。
罪悪感はあるが帰りたくなくて、だらだらと時間を過ごす。
フラリーマンが家に帰らない理由は家に居づらい事
彼らはどうしてまっすぐ家に帰らないのでしょうか。
それは家にも居づらくなった事に原因があるようです。
記事では実際の「フラリーマン」に取材して、その本音を聞いています。
そんな彼も、少し前には「イクメン」として子育てや家事を負担していたそうです。
3ヶ月の育児休業をとって、その間は一生懸命「イクメン」を努めていました。
ところが、この男性は家事が得意ではなかったため、育児休業中の家事について妻から色々と容赦のない指摘を受けることになった。
タオルのたたみ方とか、食器を片付ける場所とか、掃除の仕方とか・・・奥さんが続けてきた習慣やルールに合わなかったばかりに、せっかくやったことが批判されてしまう。
それが続くうちに男性は家事や育児に対して意欲を失ってしまったようです。
そうしてだんだん家にも居づらくなり、「フラリーマン」になってしまったのでした。
記事の最後にはカウンセラーのコメントがあり、夫婦のあいだでどうすればよいのか、アドバイスしています。
まずは夫婦で向き合うことだと言っていますが、なかなか難しい問題で、解決には時間がかかるでしょう。
まとめ
この記事では、ヤフージャパンニュースに掲載された朝日新聞の連載企画「平成家族」の「フラリーマン」の記事を扱いました。
残業がなくなっても家に居づらいためにフラフラと街をさまよう「フラリーマン」その問題点と、どうやって解決していくのか。
夫婦でしっかり話し合って、答えをみつけて言ってほしいと思います。