「ごしんすい」や「ごじんずい」と呼ばれる御神水、どのようなものなのか、どのように使用するのか、どこで貰えるのか色々な疑問を解決していきたいと思います。
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そもそも御神水とは?
神社やお寺にある霊験あらたかな(神様のパワーが沢山ある状態)湧き水などのお水のことを指します。
飲料として体に取り込むことで神様のパワーを頂ける、徳のあるお水です。
御神水の貰い方と使い方
御神水の貰い方は神社やお寺に湧き水を汲み上げて提供されている場所がありますのでそこでペットボトル等に入れて頂くと良いでしょう。
場所によっては、あらかじめペットボトルに入れた御神水を販売していることもあります。
気を付けて頂くことがあります、それは柄杓のおいてある水を溜めている場所では貰わないことです。
ここは神社やお寺に入ってすぐ、ご自身を清めるために置いてある手水舎となりますのでここのお水も御神水ではあるのですが、専用に設けてある取水所から頂いてください。
頂くときには方位や時間を気にする必要もあります。
吉方位と言われる方位と日時も頂けるパワーを大きく左右しますので、御神水を頂こうとしている年から吉方位、時間を調べてから御神水を頂くと良いでしょう。
使い方ですが、御神水を取水された本人が1.8リットルを飲用する必要があり、それ以外に関してはご家族などで飲用されるのも問題ありません。
もし、それでも残ってしまう場合は玄関に打ち水をすることも良いとされています。
さらに、自宅の吉方位に植物があれば、その植物に御神水を上げるたり、葉を拭いてあげることも気を高めるのに一役かってくれます。
御神水の保存方法は?
御神水は神様の力があるとは言え、お水ですので冷蔵庫に入れて保存することが望ましいです。
御神水のほとんどは湧き水をろ過していますので、基本的には問題ありませんが、湧き水にはたくさんのミネラルが含まれており、絶対にあたらないとは言い切れません。
水質調査などをしたうえで提供されている場所であれば問題ありませんが、それでも心配、大丈夫かどうか判らない場合は煮沸をしてから飲用されることをお勧めします。
消費期限ですが、湧き水ですので早く頂く必要があります、ペットボトルで販売されている場合も早く頂くことをお勧めします。
理由としましては、御神水にある祐気(ゆうき:良い気)は日盤が1巡すると消えてしまうと言われています、この日盤が1巡とは取水日を合わせた9日間となりますので、祐気が残るのは9日間となり、それを過ぎると祐気が無くなると言われていますので消費期限ではありませんが、9日以内に消費すると良い気を余すことなく頂けるでしょう。
御神水のおすすめスポット
御神水は色んな神社や寺で頂くことができます。
今回は各地域で御神水を頂ける場所を抜粋して紹介します。
千歳神社の御神水
北海道千歳市の中心部付近にある千歳神社境内にあり、地下57mから汲み上げているためかとても冷たく、そして飲用可能で美味しいと評判の御神水です。
住所:千歳市真町1番地
神明宮のトヨの水
東北地方の青森県深浦町に所在する神明宮のトヨの水は、青森県の「私たちの名水」に選ばれている神明宮境内にある御神水です。
「しんめいぐうのとよのみず」と言いますが、津軽弁では「しんめいさまのとよのみつこ」と呼ばれており、こちらの呼び方のほうが定着しているみたいです。
住所:青森県西津軽郡深浦町大字深浦浜町75
九頭龍神社新宮の龍神水
箱根神社境内の九頭龍神社では恋愛の神様を祀っていることもあり、ここで頂ける御神水の龍神水は恋愛運アップにも効果があることで有名です。
場所は関東の神奈川県足柄下郡箱根町に所在します。
住所:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80−1
箱根神社に関しては、こちらもチェックして下さいね。
戸隠神社奥社の御神水
信越(長野県長野市戸隠)に所在する戸隠神社奥社。
こちらの御神水もおすすめです。
杉並木で有名な戸隠神社奥社、創建されたのが紀元前と言われており、日本神話と深く関わりのある神社です。
住所:長野県長野市戸隠奥社
気比神社の長命水
北陸地方の観光スポットとして有名な気比神社は、福井県敦賀市に所在し、紀元前からの歴史があるとされ、縁結び、安産、延命長寿など様々なパワーを頂けるスポットとして有名です。
長命水という御神水があります。
住所:福井県敦賀市曙町11−68
新橋浅間神社の木の花名水
東海地方にある静岡県御殿場市にも御神水のおすすめスポットがあります。
富士山の開山時には御殿場口の起点として開山式や有名なわらじ祭りが健脚と良縁を祈願して行われる新橋浅間神社は、主祭神「木之花咲耶毘売命(このはなさくやひめのみこと)」から名前を付けられた木の花名水が御神水として頂けます。
住所:静岡県御殿場市新橋2081−2
御殿場に行ったらこちらもチェックしてみてください。
貴船神社の御神水
京都は貴船山と鞍馬山に挟まれた谷にある貴船神社。
京都府京都市左京区に所在します。
周囲には大原三千院や比叡山もありパワースポット巡りに最適な場所です。
古くから水の神様を祀っている貴船神社、一度も枯れたことのないと言われている御神水、昔から茶人にも愛用されていると言われています。
住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
出雲大社の真名井の清水
中国地方の御神水のおすすめのスポットを紹介します。
出雲大社は島根県出雲市に所在します。
神楽殿の大きなしめ縄が有名です。
真名井の清水は、言わずと知れた神々が集まる場所出雲での神事に関わる神聖な御神水です。
神聖な清水ですが、どなたでも持ち帰れるように、しっかりと整備もされているところがありがたいですね。
住所:島根県出雲市大社町杵築東195
石鎚神社の御神水
四国にも御神水のおすすめスポットがあります。
石鎚山にある4つの神社の中心となる石鎚神社本社で頂ける御神水。
愛媛県西条市に所在します。
祀られている「石鎚毘古命(いちづちひこのみこと)」は家内安全、厄除開運などの神として信仰を受けています。
住所:愛媛県西条市西田甲797
阿蘇神社の神の泉
九州を中心に約500社ある阿蘇神社の総本社であり、日本三大楼門に挙げられている大楼門は見るだけでパワーを頂ける感じがするほどのスケールです。
所在地は熊本県阿蘇市。
神の泉という御神水があり、不老長寿に御神徳があるとされています。
住所:熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
最後に
御神水を飲めばパワーを貰えると、単純ではなさそうです。
いま、あなたが住んでいる場所から見た吉方位と、いまの日盤から見つけ出せる月日、時間を調べてパワーを正しく貰うことも大事です。
体に取り込むものですので、あたらないよう保存や煮沸などの摂取方法などにも工夫して、御神水を有り難く頂いてください。